黒にんにくには、密かに「ポリフェノール」が働いている!こんなにある!その働き
2017/02/13
この記事の目次
ポリフェノールって何?黒にんにくには含まれているの?
みなさん、『ポリフェノール』という成分を聞いたことがあると思います。
ポリフェノールとはどのような成分なのでしょうか。また、黒にんにくには含まれているのでしょうか。
この記事では、黒にんにくとポリフェノールの関係について詳しく解説していきたいと思います。
ポリフェノールは「植物性」のみ。「動物性」には含まれない
ポリフェノールは、植物性の成分です。動物性の成分には含まれていません。
- フラボノール
- イソフラボン
- タンニン
- カテキン
- ケルセチン
- アトンシアニン
などの成分をまとめて、『ポリフェノール』と呼びます。
植物の皮などに多く含まれていて、色素や苦味の成分として自然界にたくさん存在しています。
「抗酸化作用」があるため、人のからだにとても有効!
ポリフェノールは、活性酸素から植物自身を守るために「防御機能」として存在しています。
人間の身体にとっても、抗酸化作用を持っているため、とても有効な成分です。
黒にんにくには、ポリフェノールがたっぷり含まれている!
黒にんにくには、ポリフェノールが特に多く含まれています。
普通の生にんにく場合、
- 1片 あたり 「82mg」
しかポリフェノールが含まれていないのに対して、
黒にんにくの場合は、
- 1片 あたり 「940mg」
もポリフェノールが含まれています。
このように、通常の生にんにくよりも、はるかに多くのポリフェノールが含まれているのです。
黒にんにくで特にポリフェノールが多く含まれているのは、「皮」の部分!
黒にんにくは、身の部分にも多くのポリフェノールが含まれています。
ですが、特にポリフェノールが多いのは、実は皮の部分なのです。
黒にんにくの皮には、ポリフェノールの一種であるケルセチンが多く含まれています。いろいろな野菜がある中でも、とても多く含まれています。
熟成して黒くなった黒にんにくは、皮の部分が茶色っぽい黄金色に変色しています。その茶色っぽい黄金色の薄皮の部分には、とくにケルセチンが多く含まれているのです。
ポリフェノールが多い皮の部分は「皮茶」として利用
ですが、黒にんにくは黒くなったにんにくの身を食べるもので、皮は捨ててしまいますよね?
けれども、せっかくたくさんポリフェノールが含まれている部分をただ捨ててしまうのももったいない話です。
そんなときには、「皮茶」が有効です。
黒にんにくの皮をむいて身を食べたら、皮は捨てずにとっておきましょう。
皮茶のいれ方はとても簡単
皮茶のいれ方はとても簡単です。
皮をあつめて茶こしに入れ、上から熱湯を注ぎます。そして、しばらく蒸したら、皮茶の完成です。
皮茶にはポリフェノールの一種である「ケルセチン」が多く含まれており、ケルセチンは、糖が結合した配糖体になって含まれています。
黒にんにくのポリフェノール成分である「ケルセチン」の3つの作用
では、黒にんにくの皮茶で摂取することができるポリフェノールの一種である「ケルセチン」には、どのような効果・効能が含まれているのでしょうか。
❶.炎症や痛みをおさえ、「関節炎」などに効果がある
ケルセチンには、活性酸素を除去する作用があります。
関節炎などで作られる活性酸素を除去し、炎症や痛みをおさえてくれますので、黒にんにくの皮茶は「関節炎」などにも効果があります。
❷.「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」をおさえる効果が期待されている
また、骨代謝改善効果などもあります。
現在、ケルセチンは「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」などの骨密度を下げる働きをおさえるという可能性が示唆されていて、ケルセチンの効果のひとつとして、現在注目が集まっています。
❸.血流を改善し、からだを内側からあたためてくれる
また、血流を改善し、血管を保護してくれる効果があることがわかっています。
黒にんにくを食べると身体がポカポカしますが、皮茶を飲んでも同様に身体がポカポカしてきます。
また、動脈硬化予防やコレステロールの抑制、血圧が上がるのを抑制するなどの効果も、黒にんにくの中身と同様にありますので、黒にんにくの皮はただ捨ててしまうのももったいありせん。
ぜひ、皮茶にして飲むといいでしょう。
にんにくだけに含まれる「S-アリルシステイン」も、ポリフェノールの一種
にんにくだけに含まれる有効成分の「S-アリルシステイン」も、ポリフェノールの一種です。
S-アリルシステインのさまざまな効果
S-アリルシステインは、まだまだ研究途上の成分ですが、
- 抗がん効果
- 認知症予防の効果
- 記憶力の改善
- 集中力をアップさせる
- 睡眠の質を向上させる
- 抗うつ効果
などの効果があると言われています。
東京大学名誉教授の研究でもあきらかになっている
これらは東京大学名誉教授の斉藤洋先生による認知症の研究でも明らかになってきました。
集中力や記憶力の改善に役たち、認知症の予防になってくれるのです。
偽薬であるプラセボと比較しても、S-アリルシステインには神経細胞の死滅を防いで、有用な体感を得ることができるという結果が出ています。
S-アリルシステインは、うつ病の症状にも期待できる
また、S-アリルシステインには活力を増加し、不安を緩和してくれる効果があります。
これらの効果は、うつ病の症状に対しても有効です。
美容やアンチエイジングにも
腸の状態を整えてくれて、お通じを改善してくれますし、肌の状態も綺麗にしてくれます。
美容や、アンチエイジングにも効果が期待できるのです。
黒にんにくには、ポリフェノールが10倍以上も含まれている!
にんにくに含まれるポリフェノールは、低温熟成することによって、より成分の量が増えます。
そのため、生にんにくでもポリフェノールは含まれているのですが、黒にんにくではよりポリフェノールを多く摂取することができるようになります。
にんにくが身体にいいことはよく知られていますが、まだまだ黒にんにくにはそれほどの知名度はありません。
ですが、低温で長時間熟成した黒にんにくは、ただの普通のにんにくよりも、ポリフェノールを多く含み、高い健康効果を示してくれます。
「ケルセチン」や「S−アリルステイン」以外のポリフェノールもたっぷり!
通常の生にんにくと黒にんにくでは、ポリフェノールの量は10倍程度違うという研究結果もあるほどです。
ケルセチンやS-アリルシステインなど以外のポリフェノールも、黒にんにくには多く含まれています。
低温熟成された黒にんにくを、1日1片摂取することによって、かなりの健康増進効果があるのです。
ぜひ、健康食品の代わりとして、1日1片の黒にんにく生活をはじめてみませんか。
長期間続けることによって、より高い健康効果を得ることができるようになりますよ。
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