にんにくは調理の仕方で成分が変わってしまう!黒にんにくなら数倍にアップするって本当!?
この記事の目次
健康に良い生にんにく・・・その弱点は「加熱」!
にんにくがとても健康に良い食品なのはみなさんご承知のことと思います。
しかし、それは、生のままのにんにくの場合で、加熱調理などの工程によって、効果はかなり減ってしまうのです。
生のにんにくがとてもからだに良いということがわかっていても、実際に、にんにくを生のままで食べる機会は、ほどんどありません。
通常は、なにがしかの熱を加えて食べることがほとんどでしょう。
しかし、前述のとおり、にんにくは調理の仕方によって、成分が変化してしまい失われてしまうことが多いのです。
この記事では、にんにくにどういった調理をすると、どういった変化がおこるのか?について詳しく見ていきたいと思います。
生にんにくの苦手なあのにおい!においを消すために電子レンジでチン
生にんにくには、独特のあのにおいがやっかいですよね。
強烈なにんにく臭のにおいの原因はアリインが変化した「アリシン」
実は、あの強烈なにおいは、アリインという物質が関係しています。
アリインは、切ったりすりおろしたりすることで、酵素にふれて反応が起き、今度はアリシンというにおいの元となる物質に変化してしまいます。このアリシンが、あのにんにくの強烈なにおいのもととなっているのです。
加熱するとにおいは消えるが、有効成分もなくなってしまう
生にんにくのにおいを消すためには、電子レンジで加熱するなどすると、一気に酵素のアリイナーゼが活性を失って、刺激物質の生成が止まります。また、切ったときにできるアリシンは、急速に破壊され、スルフィド類は蒸発してにおいが消えます。
しかし、他の高い効果も消え去ってしまうのです。
においは、油で炒めることによっても飛んでいきます。鼻に飛び込んでくるからにおうわけですから、においが飛ばないように加熱することで、非常に軽減することができます。けれども、この方法でも同様にアリイナーゼなどが活性を失うため、有効成分なども同時に失われてしまいます。
こんな調理できる?においを消して、なるべく効果的なまま食べる調理法
このように、にんにくの強烈なにおいを消そうとすると、同時に効果も失われてしまいますが、他に方法がまったくないわけではありません。
ここでは、なんとかにおいを消しながら、栄養成分を効果的に取る方法もいくつかご紹介したいと思います。
にんにくを汁物にして、急いで(20分以内に)食べる
まず、ひとつめの方法は、切ったときに発生するスルフィド類を、汁物にする方法です。
汁物に調理すると、においはほとんど消えます。
スルフィド類は、抗血栓作用から、スタミナ増強作用まで、多様な効果を示すのですが、「20分」でスルフィド類の97パーセントが蒸発して消えてしまいます。
そのため、スルフィド類の効果を最大限に摂ろうと思ったら、調理して20分以内にすべてを食べきることが必要となります。
温かい汁物を急いで食べきらなければならないというのも、ちょっと慌ただしいですよね。それに、にんにくをたっぷり使った汁物を作るというのも、なかなか難しいものです。
にんにくを牛乳に入れて加熱する
また、牛乳に入れて加熱するとスルフィド類はほとんど蒸発せず、においを消した状態で70パーセントは有効成分が残っていることになります。
スルフィド類が乳脂肪に溶け込んでしまったために、起こるのです。
ですが、にんにくと牛乳という組み合わせも、なかなか存在しないものです。
にんにくを漬け込んでにおいを消す
にんにくは、酢漬け、アルコール漬け、はちみつ漬け、しょうゆ漬けなどでも食べられています。
にんにくを漬けると、食べてもあまり、においはしなくなります。つけ汁が完全にしみこむとアリイナーゼが活性を失うためです。
しかし、スタミナをつけたり、脂肪の燃焼を促進したりしてくれるアリインは、容易には溶け出しません。
この方法で調理する場合、アリシンではなくアリインを摂取することとなりますが、保存が効く、味も良い、などメリットも多く、これまで上げてきた方法の中では一番おすすめできるかもしれません。
うすくスライスして生のまま食べる、生のまますって薬味に使うのは効果は高いが・・
生のスライスやすったものは、殺菌効果の強いアリシンやアリシンの変化したスルフィド類を含みますので、栄養価だけを考えると一番の方法です。
しかし、スルフィド類は抗血栓作用からスタミナ増進作用まで、多彩な効果を示す反面、胃を荒らしてしまいます。
食べ過ぎると胃の粘膜が荒れてしまいます。なるべく空腹時は避けて、他の食品と一緒にとりましょう。
強烈なにおいはそのままですから、どちらにしても、あまりたくさん食べる事はむづかしいでしょう。
黒にんにくなら、甘くて食べやすく栄養価はパワーアップ
いかがでしたでしょうか。
熱を加えるとにんにくの健康成分がどこかに行ってしまって、半減してしまうことがわかりました。
しかし、熟成黒にんにくではそんなことはありません。
遠赤外線のじっくりした熱で熟成した黒にんにくは、栄養価がなくなるどころか、むしろ熟成されてパワーアップしています。
天然のにんにくをそのまま無添加で熟成させることで、S-アリルシステインなどの抗がん効果のある成分も、数倍から数十倍に増えるという不思議な効果があります。
NK細胞を活性化してくれて、熟成黒にんにくはがん予防にも高い効果を示します。免疫力を高めてくれて、活性化された細胞が、がん細胞を排除してくれるのです。
味もとても食べやすくて、甘味が強く、ドライプルーンのような美味しさです。
にんにくパワーを最大限に効率よく摂るために、毎日の健康食品のひとつとして、熟成黒にんにくをとりいれてみてはいかがでしょうか。
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