【黒にんにくの大辞典 】 黒にんにく効能・効果の「すべて」を解説!

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黒にんにくを開発したのは『日本?』それとも『韓国?』|黒にんにくの歴史を徹底検証!

   

にんにく特有の鼻をつくような刺激臭がなく、くだもののような甘さと食感があり、「ドライフルーツやプルーンのよう」と例えられることが多い黒にんにく。

黒にんにくは、おどろくほど食べやすいうえに、普通のにんにくに比べて、さまざまな栄養効果が10倍以上にものぼるといわれています。

そんな「スーパーにんにく」ともいえる黒にんにくですが、いったい、「いつ」「どこで」、誕生したのでしょうか?

この記事では、黒にんにくの開発にまつわる歴史についてお話ししたいと思います。

「にんにく」と人間のかかわりは6000年前から!

「黒にんにく」の歴史に行く前に、まずは「普通のにんにく」の歴史について。

人類とにんにくの関係は気が遠くなるほど太古の昔にさかのぼります。

もっとも最古に発見されたものでは、なんと、6000年も前のものがあるとか。

ピラミッド

にんにくは、紀元前3700年代のエジプトの王妃や、紀元前1300年代のツタンカーメンの墓から、粘土模型が見つかるなど、太古の時代から「万能薬」として深いかかわりを持ってきました。

特に、にんにくのもつ強力な疲労回復効果は、「にんにくがなければピラミッドは完成しなかった」と言われるほど確固たるものでした。

にんにくは、当時のピラミッド建設に関わった労働者たちの大きな活力源となり、高額な銀などの当時のお金で大きな貿易にもなっていたようです。

にんにくが日本に入ってきたのは 1600年前から1700年前

その後、我が国「日本」に、にんにくが入ってきたのは「日本書紀」や「古事記」の時代あたり、4世紀ごろのこと。

およそ、1600年〜1700年前です。中国から、朝鮮半島を経由して伝わってきたのではないかと考えられています。

近代になり、より「万能薬」としての需要が強くなっていく

その後、近代になるにつれ、にんにくは世界中に広がります。

そして、強壮剤としての活用にとどまらず、より「万能薬」としての需要が高まっていきます。

17世紀には、イギリスのロンドンで7万人もの死者を出したというペストが大流行しました。その際にもにんにくは、感染防止にもちいられ、ペストを沈静化することにおおいに活躍しました。

その後、19世紀に入ると、微生物学者のルイス・パスツールが、にんにくに殺菌効果があることを詳しく解明しました。そこから医療への積極的な応用が始まります。

また、第二次世界大戦で、ロシア政府が、戦場で抗生物質の変わりににんにくを使用したことから、にんにくは「ロシアのペニシリン」と呼ばれるようになるなど、感染病の予防薬としての地位も確立します。

その後、さらににんにくの研究は進み、がんの予防、血栓の予防、滋養強壮作用、抗菌作用など、にんにくは健康維持のための万能薬として、今日にいたるまで重宝され続けています。

黒にんにくは日本で開発された?韓国で開発という話もあるが??ー黒にんにくの歴史を検証!ー

このように、「にんにく」と人類の歴史は、考古学的なはるか彼方のことですが、「黒にんにく」の歴史ということになると、ぐっとみじかな近年のことになります。

にんにくの長い歴史から考えると、黒にんにくが開発されたのはつい最近のことと言えるでしょう。

また、実際に黒にんにくを開発したのは日本という説が有力なようですが、お隣韓国で作られたという説もあるようです。

黒にんにく研究者の佐々木 甚一教授は、日本で開発されたと断言している

日本での黒にんにく研究の著名な第一人者というと、青森県の弘前大学医学部の佐々木 甚一教授がいます。

佐々木教授は、黒にんにくの開発は、「2002年の11月に三重県」ではじまり、少なくとも「2004年には完成」していたであろうという旨の発言をされています。

黒にんにく研究が始まったのが、にんにくの生産地として有名な「青森県」ではなく、「三重県」だったというのはちょっと意外ですね。

また、佐々木教授がはじめて実物の黒にんにく出会ったのは、「2005年の12月」で、青森県の「天間林流通加工」という食品製造会社の町屋栄之助代表(現在は故人)が研究室に持参してくれたものが、黒にんにくとの初めての出会いであったと教授は語っています。

さらに、その後、愛知県の藤田保険衛生大学で、食品健康化学を研究されている新保寛教授から、黒にんにくについての英語版wikipediaが送られてきたことを、黒にんにくが日本で開発されたということの根拠としてあげています。

その英語版のwikipedia(2012年度版)には、「黒にんにくは日本で開発された」という記述があり、日本の高品質にんにくの代表格でもある青森産にんにく「ホワイト六片種(genetically unique six-clove garlic)」という品種名まで記述されていました。

佐々木教授の説と、この英語版のwikipediaの記録を考えると、「黒にんにくは2000年代のはじめに日本で開発された」ということに、信憑性がおびてきます。

改訂版の最新英語版wikipediaでは、黒にんにくは韓国で開発されたと変更されている

英語版wikipediaによると、現在、黒にんにくは我が国日本だけに留まらず、アジア各国をはじめとして、アメリカでもブームを起こすなど、世界中に広がっているようです。

中でも、とりわけ韓国では、一般的な健康補助食品としての確固たる地位を獲得しているようです。

また、海外に流通している黒にんにくも、韓国産のものが多く、日本でもスーパーなどで時おり見かける比較的安価で販売されているものは、韓国産が多いです。

そういった世界的なシェアの影響もあるのか、弘前大学の佐々木教授が参照されている2012年度版の英語版wikipediaから、最新版に改訂された英語版wikipediaでは、「日本で開発」という部分が削除されて、「韓国で開発された」という記述に変更されています。

参考:黒にんにくについてのwikipedia(英語版)

残念ながら、現在、黒にんにくについての日本語wikipediaはまだありません。

黒にんにくの開発国が日本なのか、韓国なのか、100パーセント証明できるような文献はまだ存在しないため、真偽のほどは完全にはわからないというのが実情です。

黒にんにくを選ぶ際は、「激安」「格安」をうたうものに注意!

韓国産だから品質が悪いということはないでしょうが、実際に黒にんにくを選ぶ際は、あなたの健康意識の基準に沿って選ぶのが好ましいのではないでしょうか。

特に要注意なのは、「激安」「格安」とうたっているものです。

できれば、日本産のもので、製造過程が開示されていて、安全がしっかりと保証されているものを選ぶのがベストですね。

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